イズミケイタ
スポーツジム漫画の狙いと売り
売れ無きゃ意味ないんですよおおお。面白いかどうかと同時に売れるかどうかも考えろ。
タイトル・形式・設定
『スポーツジムはボクらのパラダイスなのだ!!』
形式:1話読み切り(8~12p)
ジャンル:スポーツジム漫画
設定:人種・国籍・性別・年齢・目的も様々なスポーツジムに集まる人々の人間喜劇。主役はジムのオムニバス形式。
対象:スポーツ(フィットネス・健康)を愛するすべての人
特徴やポイント
イズミケイタ
ロングテール期待できる
スポーツや筋トレのトリビアを自然に作中に入れる。スポーツジムの話だから自然とできるハズ。毎回というわけではなくて。
最近のフィットネスブームで誤った情報が蔓延してるから科学的に正しかったり業界のスタンダードな役立つ情報を盛り込む。
部活漫画が4月に売れるような現象が通年で期待できる。(かも)
スポーツのジャンルを問わない
すべての種類のスポーツ愛好者や健康クラスタまでとりこめるポテンシャルがある。
対象年齢も幅広い
高齢者にもイケる。若い人はもちろんジムに来てるオバサン、ダイエットしたい人など、つまりほぼ全年齢が対象。
お役立ち情報は売れる(知識を入れる)
最近は手軽に「○○に役立つ」みたいな本が売れたり注目を集める。ダイエットにも筋トレにも役立つスポーツジム漫画!これだ。フィットネス知識をふんだんに入れよう。
なぜスポーツジムか
架空のスポーツジムを舞台にすれば筋トレやヨガだけでなく、水泳やダンス教室、特別ワークショップや従業員、スポーツビジネスまで描ける範囲が広がる。
コミックエッセイとフィクションの違い
一人のキャラクターに複数の人物の要素を混ぜ合わせたり過剰にしたりできる。
例えば筋トレ教えたがりおじさんがいて、コミックエッセイならジムで出くわした一人のオジサンを描くことになるが、フィクションなら大げさに描写したり、複数の教えたがりおじさんを合体させたりできる。
あらゆる要素をデフォルメしたキャラクターに仮託して描くことができる。これはDEYSNEOのアドバイスを聞いて考え直したところ。
そう考えると「特化しろ」「物語にしろ」というのはやはり有用なアドバイスだった。確かにそうだ。
実際に遭遇したエピソードだけだと表現が限られるし、角が立つ場合がある(笑)←本人にばれたらとビビッて中途半端になる。
嘘でしか語れない真実もある
最近のフィットネスブーム
どんどん全国にジムが出来ている。普通のジムだけでなく、パーソナルジム、24時間ジム、ヨガ、ピラティスなどなど。さらにフィットネス系YouTuberもどんどん出てきている。フィットネス系雑誌も、メディアでのフィットネス特集も多い。流れが来てる!
無限にハナシができる
ジャンルが多岐に渡るからハナシが作りやすい。ジムに来る目的も様々だし、スポーツに関係ない日常の話もイケるハズ。
エロも描ける
グーグルアドセンスの規約に引っかかるような描写も商業誌なら描ける。むしろ売りになる。魅力的な女の子のカラダを描けたら武器になる。練習することによって絵もうまくなる。エロがメインでは無い。
資料が豊富
いざ描き始めたらジム内やトレーニング描写は大変だと予想できる。特に人体の描き分け、デッサン、服装の違い、筋肉の付き具合などだ。
問題は画力。ただ、資料を充実させたり(世の中には山ほどトレーニングの雑誌や映像がある)3D機能を使ったり工夫はできる。
取材が楽しそう
もう家で一人でマンガ描くの飽きた。いろんなところに出かけたいんだ。いろんな人に合って話を聞きたいんだ。
取材しやすい
ジム関係やヨガ関係に知り合いが多い。たくさんハナシを聞けるハズ。ジムの責任者にも知り合いがいるから写真も撮らせてくれそう。
既にネタが豊富
今までのフィットネスバイトの経験やジム、ヨガへ通ってる期間が長いからネタがたまってる。今も定期的に通ってるからネタは常に追加されている。
東京オリンピックが近い
オリンピックに向けてこれからさらにスポーツブームが加速する。
ネタ集めしやすい
ジムにもヨガにも通ってて、スポーツの体験教室に行くこともスキ。むしろやりたい。
ジムにはトレーニング記録をつけるためにノートと筆記具を持ち込む人も多い。ワタシもその一人。
ジムの中でノートに人間観察やファッション、仕草のスケッチなんかもできるし、休憩時間にネームも描ける。最高すぎる。各ジムをハシゴして一日中ジムで過ごそう。風呂もサウナもあるし、いざとなったらパソコン持ち込んで原稿出来る!アツい!
スポーツジム漫画どう描く?
こればっかりは何パターンも描いてみないと見えてこないだろうな~。
絵
頭身高めだけど、劇画まではいかない感じ。
筋肉やヨガのしなやかなカラダを描くからデッサン力が問われる…。ギクリ。萌えっぽい絵には絶対いかない。ってか描けないし。フェチマンガでもないんでね。
おしゃれポップ!かっこよさは重要!
難易度は相当高い。細身、がっちり、マッチョ、デブ、たるんだカラダなど、描き分けが説得力を生む。その上にぴったりした服か、ゆったりした服かでまた苦労する。さらにイモジャージなのか、いわゆるアスレジャースタイルかなどこだわるポイントはいくらでもある。できんの?とにかく描いて自分のタッチを見つけねば。
もっとポップな感じにしないと。ジムでのトレーニングやヨガの絵は相当時間かかるな…。
ストーリー
オムニバスの読み切りを考えてるけど、主人公作ったほうがいいのかな。わからん。とにかく描いてみてだな。
マンガを描いてるとキャラクターの「動機の不在」が大きな問題になる。特にストーリーにおいて。
でも、スポーツジムに通う人はそれぞれ動機がしっかりあるからストーリーは考えやすいと思う。
全体の雰囲気
この「スポーツジムはボクらのパラダイスなのだ」の雰囲気(タッチ)は2つの可能性がある。
- おしゃれポップなテイストのタッチ(頭身高い、リアル)
- ギャグ要素多めなコミックエッセイの延長のようなタッチ(3頭身くらい)
う~~ん。悩む。フィクションでコミックエッセイテイストの絵ならブログでやってもいいな。クセのあるキャラクターいっぱい出して。それもいいかも。
イズミケイタ
つまんなかったら考え直せばいいの!アドバイスもらったりアタマから描き直したりね。ラク―な気持ちでやりましょ。走りながら考えるんだ、オレ。